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BlueSky Research社製品 Textures 2.1 TeXは、スタンフォード大学の Donald Knuthが考案したタイプセッティング言語で、単に数式記述だけでなく、 文書の構造的記述、プログラミング性、優れたタイポグラフィク機能において大学や出版業界で広い支持を得ている。 その開発は約30年前、1968年に、計算機科学者だったKnuth教授が、自著「Fundamental Algorithm」 の出版を当時の印刷業者に委託したことがきっかけとなる。数式を扱う上で、当時の組版技術の品質があまりに 貧弱でああったことに落胆したknuthは、独自にコンピュータタイプセッティングの可能性を追及することに情熱を 傾け、TeXを完成させた。TeXは一般のワープロやDTPソフトのようにWYSIWYGの形ではなく、TeXコマンドとよばれる HTMLに似た言語を使って文書構造や数式を記述する。その習得は容易ではないが、それでも依然として広範囲の支持 を得ているのは次のような理由による。(1)TeXではRSU単位での極めて高精度なテキスト配置が可能(RSUは1ポイント の 1/65,536)。これは、これからのコンピュータ出力技術の精度進歩にいくらでも対応していけることを意味する。 (2)章、節、項といった文書構造の記述、各種の演算子、添字、微積分記号など数式記述に優れる。 (3)カーニング、ハイフネーションといったタイポグラフィー機能に優れている。(4)ポータビリティ。TeXの 仕様は完全に標準化されたものであり、したがってTeXで作成された文書であればどのシステムにもっていっても 同じ結果を得ることができる。(5)優れたプログラミング機能。TeXのもつ柔軟なプラグラミング機能は、どのような 文書作成要求にも答えることができる。その機能は一般のプログラミング言語に匹敵し、TeXを使って、BASICインタプリッター の処理系を開発した例も報告されている。また、LATEXをはじめとする数多くのマクロパッケージが用意されており、 定型文書の作成を容易にしている。 Classic Textureは、Mac上で上記TeX機能のすべておよびいくつかの付加的な機能を統合し、インタラクティブTeX タイプセッティングシステムとして実現したもので、Lightning Textures, Latex2eマクロ、 75 Computer Modern PostScriptフォント、等からなる。 TeXの特有の難解さをMACのGUI機能を通じて克服する各種の工夫が加えられている。たとえばエディターウィンドウに はMACROメニューが用意されており、文書フォーマットや文書構造を記述するときにメニュー項目を選択するだけで、 コマンドを自動的に挿入することができる。MACROメニューは、あらかじめ用意されたPlain TeX, LATEX, AMS LATEX, VIRTEXに対応して用意されており、切り替えて使用することができる。また、ユーザー定義のMACROを登録することも できる。 もっとも注目されるのはFlash Modeと呼ばれるオンラインプレビュー機能である。従来のコマンドライン指向のTeX では、TeXコマンドを使って文書ファイル(ソースファイル)を作成し、それをコンパイルしてDVI形式ファイルに 変換し、さらにプレビュアーにかけて画面に表示するという一連の操作を繰り返さなくてはならないが、 ClassicTextureでは、エディタウインドウから入力したTexソースをその場で、別の表示ウィンドウ上でWYSIWYGで 確かめることができるのである。Copyright 1997,1998 Blue Sky Research バージョン1.7ではカラー対応となり、またバージョン1.8では、ユーザーインタフェースの改良、 表示の改善(アンチエリアライジング)、編集機能の強化、他のTexシステムとのDVIファイルの自由なやりとり、 パフォーマンスの改善等がはかられた。バージョン2.0では、"Synchronicity"と呼ばれる画期的な機能が 導入された。これはFlash Modeに匹敵する重要な機能強化として位置づけられている。[次ページ]
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